8年間呑み続けた男・35歳からの断酒日記

決してアル中ではありません。と言い張る私の断酒備忘録。

断酒32日目(うち21日敗北):アシダカグモと私

いま、仕事から帰ってきてお風呂入って、明日休みだしちょっとff15進めるかーっつって、明日休みだしとか言い訳しながらダイエットビール片手にps4の電源入れてふと壁を見たら。

 

出ました。アシダカグモ。でかい無骨なフォルムがのが白い壁面に映える。機能美。獲物を捕らえることのみに特化したエクステリア。俊敏な動き。益虫。攻殻機動隊。無理。どんなにポジティブに評価しようとしても無理。デカい。泣きそう。

 

一人でぅわああぁ!って叫んで、手持ちの中距離兵器(ゴキジェット)を左手でひっつかんでひたすら浴びせかけた。うおおおおおおって、まるで自分のオーラ的な何かを消費するように。

 

なかなか壁から落ちない、と思いながら浴びせていたら、なんと横から同じくらいのヤツがもう一匹出てきた。同胞よ、大丈夫かー、みたいなノリで。

 

空いていた右手で虫コロリアースをひっつかんでW噴射。同時攻撃。この構図やばい。アース製薬株式会社のCM撮影かなって思った。

 

結果的にはゴキジェットと虫コロリアースの勝利で、一分後には足を小さく折り畳んだアシダカグモの死骸が二匹、床に転がっていた。そして私もなんだか舌がピリピリ。痛み分け。

 

丁重にティッシュに包んで捨てた。

 

いや、二匹同時ファイトは初めての体験だった。想像以上にエキサイティングな状況だった。まだドキドキいってるもん。負けるかと思った。高校生くらいまでの私なら、二匹目が姿を現した時点で迷わず実家に帰ってたと思う。

 

ていうかね、この部屋、出るんですよ。

 

幽霊じゃなくて、クモが。それもアシダカグモが。

 

一回、網戸に巨大アシダカグモがへばりついてたときがあった。網戸にへばりついてるから、お腹をこちらに見せてる状況なんだけど、お腹真っ白なの。

 

で、ヤツを一旦放置して急いでタブレットで「クモ お腹 白い」で検索したらね。

その白いの、卵なんだって。

 

イヤアアァー!ってなったよね。

もう声にならない嗚咽まじりに、家にある一番長い棒状のもの、そのときは菜箸だったけど、それでクモをえいえいっ、てつつき落としてゴキジェット大噴射したよね。

 

でかいアシダカグモ倒したのこれで三匹目。小さいのならもう数えきれない。もう引っ越したい。

 

ネット上ではアシダカグモは益虫!ゴキブリを壊滅させてくれる!よくみるとかわいい!殺すな!とかいってるけどさ。毎日生活を共にしてから言え、と言いたい。いや、毎日見てたら愛着もわくのか。どうなんだ。

 

とりあえず、私にはアシダカグモとの共存は無理です。ゴキブリならブラックキャップで倒します。かしこ。

 

 

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